【インタビュー企画!】「双極性障害の人とどう付き合う?」~まとめ編~
どうも、ちこです。
このあいだ外を歩いていたら、キンモクセイの香りがふわあ~と。
この香り、大好きです。しあわせ。
だんだん朝晩の空気も冷たくなってきましたね。
季節の変わり目は気持ちも不安定になりやすいので、いつも以上に自分に優しくしちゃいましょう(*´з`)
さあ、今回は先日のインタビュー企画「双極性障害の人とどう付き合う?」のまとめです。
〈各インタビュー記事はこちら〉
*親友編*
*恋人編*
インタビュー企画!「双極性障害の人とどう付き合う?」~恋人編~ - 今日も、そううつガール。
*保護者編*
インタビュー企画!「双極性障害の人とどう付き合う?」~保護者編~ - 今日も、そううつガール。
上の3記事分を読みやすくまとめたよ
双極性障害をはじめ、心の病を持つ方やそういった方が身近にいるよ、という方に向けて書いた記事です。
人とのかかわり方は治療の中でも大きく影響する部分。
ハッピーな人付き合いができるよう、参考になれば嬉しいです。
*今回の企画では、他2人の回答と比較ができるように、三人とも同じ質問をしています。インタビュー内容はこちら↓
—「双極性障害」と聞いたとき、率直にどう思った?
・病気のことはよく知らなかった。
・ふ~ん?って感じであまりピンとこなかった。
・自分には理解できない世界だけど、支えていきたいと思った。
—ちこ(双極性障害を持つ当事者)と接するときは、「病気の人」としてみてる?
それとも、「個性や気質の一部」だと思ってる?
・病気のことは理解しているが、感覚としては「病気もその子の一部」という感じ。
・自然なこととして、ちこは自分とは考え方や生き方が違う。なので、病気もその延長線上にあるものだと思っている。
・症状のひどいときは「病気のせいだ」と思うけど、それ以外の時は全く「普通の人」と思う。
—軽躁の時・うつの時のサインってわかる?
*軽躁時*
・テンション高くてせわしない。
・「何でも出来る!無敵!」って感じでめちゃくちゃしゃべる。
*うつ時*
・連絡が途絶えたり、会えなくなったりする。
・落ち込みやすく、すぐ泣く。
・体に出る症状が多くてやたら具合悪そう。
・雰囲気も見るからにうつ。
—ちこと接する上で、大変だなあと思うことや気を付けていることは?
・大変なことはない。
・距離感を「構いすぎず、離れすぎず」といった感じで調整する。
・相談を受けても入れ込みすぎない。
・本人は視野が狭くなりがちなので、行動する時の選択肢をたくさん提案してあげる。
・小さなサインを見落とさないように、注意して様子を見る。
・病気だからと特別扱いしないで、「1人の人間」として付き合う。
—ちこにこうして欲しい、こうしたほうがいいんじゃない?と思うことは?
・「あ、今マイナス思考すぎるな」と気づけるようになる。
・全力を出しすぎない。
・とにかく自分を大切に。
今回のインタビューでは以上5つの質問に答えてもらいました。
協力してくれた3人、本当にありがとう!
〈ちこのあたまのなか〉
まずは、「やっぱり病気の認知度低いな」と感じました。
3人とも最初はほとんど病気の知識なんてなかった。
3人に共通する部分はたくさんありましたね。
その中の1つはカミングアウトした時の反応。
みんな、大げさな反応をしたり、批判的なことを言ったりしてない。
「そうなんだ」と淡々と受け入れてくれた。
これは、ドキドキして話す側としてはとても安心するリアクション。
もう1つは、病気だと理解した上で、特別扱いしないで「1人の人間」として接してくれるということ。
よく、「病気だなんてそんな風に見えないよ!」と言われることがあるけれど・・・
それとはまったく違うのです。
「そんな風に見えない」というのはきっと悪意のない言葉なのでしょう。
だけど、なんだか病気と付き合うための努力や苦しさを全否定された気がしてしまう。
平たく言うとイラっとする!
「1人の人間」として付き合うというのは、その人の可能性や力を信じるということ。
自信を無くしがちな当事者としては、こう接してもらえるととても心強いです。
あとはみんな自己肯定感がある程度高い!と感じました。
あたりまえだけれど、そうでないとお互いが悪いほうに引きずられてしまいますもんね。
そして病気を持つ当事者としても、そういう人といると安心できるし、参考になる。
身近にお手本となる人を持つことは治療するにあたってとても大きいです。
最後に、今回再確認したことで伝えたいこと。
「助けたい」「救いたい」には気を付けて!
これは意外だにゃ
助けるとか救うって一見相手のことを思っているようだけど、
実は「君は弱いからできないでしょ?」って言っているようなものです。
わたしたちはそんなに弱くないし、自分で乗り越える力を持ってる。
それを信じて、ただそばにいてくれるだけで十分なのです。
病気のある人と長く付き合える人は、これを自然と理解していて、距離の取り方がとても上手です。
逆に、このスタンスを理解できない人とは距離をとって付き合ったほうがいいです。
わたしもきちんと付き合う人を選ぶようになってからとても楽!
全員を受け入れるよりも、少数精鋭と付き合うってことだにゃ
このインタビューを参考に、
「双極性障害の人と付き合うコツ」
「当事者からみて、こう接してくれると嬉しい」
といったテーマも記事も作成中です。
お楽しみに!
最後まで読んでくれてありがとうございました(*^^*)